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山里ケンイチロウです。
こんばんは。
舞台が終わり、一週間以上が経ってしまいました。怒涛の六日間、九公演、あっという間でした。
2ヶ月近く前、久しぶりに全員で三田村さんの家に集まった時の、あの何とも言えない緊張感を今でも思い出します。
僕にとって、人生で初めての再演。
前に一度やったことをなぞるのではなくて、新しく創りだす。
頭ではわかっていても、なかなか出来なくて、悩んで、落ち込んで………自分の芝居力の無さに嫌になりました。
でも、初演の時よりも良いものをお観せしたいという思いで本番まで、毎日精一杯、稽古しました。今の僕の全てを出しました。
沢山の方に喜んで頂けたら幸いです。
貴重な時間を過ごすことが出来たのも、三田村さんのお蔭だと思います。本当にありがとうございました。
そして、一緒に『父との夏』をつくりあげた皆様に、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
再再演はいつでしょうか??
僕はいつでも準備は出来てます!!
また、いつの日か金坂君を演じたいな!
咲良美里「父との夏」演後感
まず、「父との夏」にご来場いただき本当に本当に本当にありがとうございました!!!!
毎日たくさんのお客様からのとっても温かい拍手をしていただいて、カーテンコールの時は毎回涙が出そうになっていました。
初めましてのブログで書かせていただいたように、今回私が演じさせていただいた”野川みき”という役は初演の時は存在していなく、今回きら初登場だったのです。
そのため、顔合わせでキャストの皆さんにお会いした時は緊張して緊張して猫たくさん被ってた気が…そんな気が…します笑笑
しかし、稽古が始まってみると、皆さん本当に優しくてこんなどこの誰だか分からないような1番若い私となんの分け隔てもなく対等に芝居をしてくださいました。
今回年齢層もとってもバラバラだったのですが、いい意味でそれを感じない、というか1つに…本当の家族になれたように思いました。
このお芝居では消え物(主に食べ物)が多かったので、毎日みんな楽屋でおにぎり、お弁当用のごはんの確認したり、枝豆茹でたり、アップルパイ切ったり、梨剥いたりして……
まさに家族でした*¥(^o^)/*
楽しかったなー(´-`*)
最初は不安ばっかでしたが、幕を開けてみたら初演も観てくださってるお客様が、今回の方が良かった!って言ってくださっていると聞いてとっっっても安心しました。
そして今回この作品に携わることがてきて本当に楽しかったです!!!
皆様本当に本当にありがとうございました!!!
野川みき役、咲良美里より
「父との夏」を地方・学校で公演させてください
田口朋子ちゃん!
素敵な投稿ありがとう!
キミの稽古開始時のあせりと後半から本番にかけての思いっきりと高揚感、ものすごくよく理解できました。
そして結果、幕開きの洋子も白鳥政江も、なにより浴衣後の洋子の何気ない素敵さ!
舞台上でわが娘をいとおしく想っておりました!
本番終わってちょうど1週間。いつもなら全てのセルフを忘れるのですが、今回は違いました。
昨日風呂でセリフを当たってみたら、本番よりスラスラと全編覚えておりました!
サンモールスタジオは終わったんだけど、この芝居をこのまま終わらせてはダメなんじゃないか!
そんな想いが溢れてきました。
5年前の「父との夏」もいいお芝居でした。
しかし今回はいいお芝居を全員で越えたような気がしてならないのです。
全員腹の底から、本気で創った。そしてそれはお客様にもかなり伝わったような気がします。
大げさかもしれませんが、なにか5年の年月をかけて、時代と仲間とお客様と出会えたように思い、もっと多くのお客様、特に若い人にもっともっと観てもらいたい。そんな気持ちです!
横浜演観、埼玉、千葉、北海道ほか、全国の力のある方、三田村組の「父との夏」買い時です!
さしのべてくれる手はしっかり握ります!!
7/27 PM9:00
「父との夏…ありがとうございました」石井悦子
千秋楽からあっという間に1週間が経ってしまいました。
もう…何をどう言っていいのか分からないくらい、私にとっては全てが奇跡の様な日々でした。
喜びも苦しみも、何もかもが夢の様な時間でした。
今はもう、全てが愛しい宝物の様な感じです…。
わたしを支えてくれた共演者の皆さん、制作の上田さん、スタッフの方々、作・演出の高橋いさをさん、そして観に来て下さったお客様、本当に本当にありがとうございました。
再演にあたって、わたしの役どころの『順子』は、初演の時とはガラリとキャラが変わりました。今回演じたあの『順子』は、実は私がこの台本を初めて読んだ時に、最初にイメージした『順子』像なのです。
色々な回り道をして、今回、奇跡的にたどり着いたのです。何か…感無量でした。
この作品を愛するみんなの強い意志や、周りを思いやる優しさが結集されたような『父との夏』の再演の日々でした。
本当に…全てに感謝です。
ありがとうございました。
本番中、舞台で使われていた風鈴は、わたしの家の窓辺に吊るされていたものでした。再び家に戻ってきた風鈴は、家の縁側で、あの時の野川家と同じ音色で鳴っています。
田口朋子「父との夏」後日談
公演が終わって数日経ち、本番が遠い過去のようにすっかり現実に戻ってしまった田口朋子です。
今回は5年前にご好評いただいた「父との夏」の再演ということで、かなりのプレッシャーがありました。今思うと、5年前の自分の中のちょっとした悔いみたいなものが、時間の経過とともに少しずつ形を変えながら、どんどん大きくなっていたように思います。なので、今回の稽古が始まった時は、それをどう克服するかばかりを考えてしまい、共演者の皆さんにもご迷惑をおかけしてしまいました。
そんな自分がどう進んだらいいか迷っていた稽古終盤に考えて出た答えは、きちんと自分の役割を全うしようでした。大病を乗り越えた三田村さんが、どんな思いでこの公演をやろうとしているのか、自分がそれを台無しにしてはいけないと気づきました。作・演出のいさをさん、他の共演者の皆さん、全力でこの公演を支えようとしている制作上田さんの気持ちを思うと、自分のこだわりなんて小さなことに思え、皆さんの思いに応えたいと心から思いました。
そして迎えた本番はとにかく楽しかった!
毎日おにぎりを作って、枝豆茹でて、本番中に色々なアクシデントもありましたが、その場で会話していると実感できる瞬間がたくさんあり、本当の家族と過ごしているような、心地よい時間でした。本番中の皆さんのキラキラした顔が忘れられません。
お客様からも前回より断然よかった!というお言葉をたくさんいただき、結果的に5年前にできなかった個人的な悔いを解消する、近道になったように思います。
暑い中、劇場に足をお運びいただいたお客様、クラウドファンディングにご協力いただいた皆様、三田村さん始め関係者の皆様、この公演を支えてくださったすべての皆様に感謝します。
私にチャンスを与えていただき、貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。
またどこかでお会いできるのを、楽しみにしております!
三田村組再始動「父との夏」御礼!
ありがとう!!!
6日間10回公演という、慌ただしい公演でしたが、無事終了いたしました。
水曜から月曜までで木曜の夜公演からは、金曜昼夜、土曜昼夜、日曜昼夜、月曜昼、と8回公演が続くという強行軍でした。
本番前日のゲネプロで絶句を繰り返し「なぜこんな大変なものを選んでしまったんだろう?」と新宿から西麻布まで、泣きながら自転車をこいで帰りました。
本番はセリフが言えなくてお客様に笑われてもいい。いよいよになったら謝ってお金返してやめよう。そうして向かえた初日でしたが、終わってみたら熱い熱い拍手。ボクを見続けてくれる同期生も「初演より全然いいよ!」と、「えっ、えっ」と思っているうちあっという間に楽を向かえてしまいました。
死滅したと思った脳細胞がちょっとだけ目を覚ましてくれはじめ、芝居のテンポもどんどん上がったところで楽日を迎えました。
中村座時代、再演を繰り返していたので、再演の難しさは知っています。制作の上田さん、作・演出の高橋いさをさんと2010年4月に初演したこの作品を、いかに2015年7月に、いかに今の作品にできるかを話し合い、5人だった出演者を6人に。出戻りの娘をただの出戻りではなく、子連れの出戻りに(しかも、現実の田口朋子も17才の子持ちである)、しかもボクの演じる昭和20年に17才である志願兵と同じ17才にしました。
これは、今日の日本の戦争への傾斜と相まって、圧倒的にお客様に支持されたように思いました。
高橋いさをさんの「父との夏」の戯曲集が50冊近く売れ、初演のDVDが20本以上売れ、増刷間に合わず予約までいただきました。
かくして、三田村組再始動。確かに動き出しました。
本当にありがとうございました。
実はこの3週間、ボク自身がブログを書けなかったのは、セリフがまったく覚えられず、何を書いても言い訳にしかならなそうで、仲間にも申し訳なく、本日まで書けませんでした。
さて、次の一歩をどう踏み出すか、これから皆に相談していきたいと思っております。
本日は御礼まで。
三田村周三