「父との夏…ありがとうございました」石井悦子

千秋楽からあっという間に1週間が経ってしまいました。

もう…何をどう言っていいのか分からないくらい、私にとっては全てが奇跡の様な日々でした。
喜びも苦しみも、何もかもが夢の様な時間でした。

今はもう、全てが愛しい宝物の様な感じです…。

わたしを支えてくれた共演者の皆さん、制作の上田さん、スタッフの方々、作・演出の高橋いさをさん、そして観に来て下さったお客様、本当に本当にありがとうございました。

再演にあたって、わたしの役どころの『順子』は、初演の時とはガラリとキャラが変わりました。今回演じたあの『順子』は、実は私がこの台本を初めて読んだ時に、最初にイメージした『順子』像なのです。

色々な回り道をして、今回、奇跡的にたどり着いたのです。何か…感無量でした。

この作品を愛するみんなの強い意志や、周りを思いやる優しさが結集されたような『父との夏』の再演の日々でした。

本当に…全てに感謝です。

ありがとうございました。

本番中、舞台で使われていた風鈴は、わたしの家の窓辺に吊るされていたものでした。再び家に戻ってきた風鈴は、家の縁側で、あの時の野川家と同じ音色で鳴っています。

2015-07-28 | Posted in ブログNo Comments » 

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