ブログ

三田村近況170207

1月20日以来ですが、風邪が抜けるのに10日以上かかりました。

そしてやっと庭の手入れの続きやら、週二の調理場手伝いなどをやっております。メキシコ料理の仕込みなのですが、サルサ・メヒカーナ(メキシコを代表するサルサの女王)はほぼ僕の担当になりました。日本のご飯にあたるトルティーヤ(トウモロコシの粉で作る)は焼き方が難しく、失敗続きです。

お庭の手入れは息子の力を借りてあと一日で終わりです。

正月元旦に子どもがたくさん来たと書きましたが、お年玉ハガキのアタリを探しながら、年賀状に書かれてくる子どもの数を数えてみたら、今年で45人になりました。貧乏な役者達がこんなに頑張って子育てしているのかと思うと、嬉しくて涙が出ました!

そうそう、下北の古本屋で島田洋七の「佐賀のがばいばあちゃん」が、サイン入りなのに100円で売られていたので、ちょっぴり切なくなって購入。ほんと勇気をもらいました。
“死ぬまで夢を持て!叶わなくてもしょせん夢だから”

もう一つ、2月2日に手入れしている庭の樹齢150年くらいのケヤキの伐採があるというので、一日見学に行ってきました。プロの植木屋さんやら、宮大工さんやら、10人以上の人たちが朝8時から10台のチェーンソー(30cm〜120cmまで)とクレーン車で立ち向かっていましたが、僕は夕方5時で用事があり帰りましたが、結局夕方の6時過ぎまでかかったとのこと。何か生き物のすごさを感じました。“何故、俺を倒すんだ、そう簡単に倒れてやるものか”みたいな!! 枝を外して残り10mくらいの胴体だけで10トンくらいの重さということで、これを10年間乾燥させるとべらぼうな値段になるとのこと。ケヤキの芯の赤身は何千年もぜったい腐らないそうです。
まく説明できませんが、感動しました!

今日はひどく散文的でした。

 

三田村

2017-02-07 | Posted in ブログNo Comments » 

 

三田村近況170120

刑法犯が戦後初めて100万件を下回ったそうだが、夫婦や親子など親族間の事案は増え続け2007年からの11年間で3倍に増え、6000件を超えたとの記事!
なんだかいよいよ、人は他人と関係することができにくくなり、どうしても接しなければならない親族間での暴行(DV、虐待)が増え続けているようだ…。

IS、EU離脱、難民、テロ、トランプと、激動の世界の中で、一見、日本だけ無関係のようだが、増え続ける老人! 100万人を割った新生児! ここに大ナタを振るえない政治! むしろ日本の方が本質的にやばい!
高齢者の年齢を75才に引き上げ、働けるうちは働け、そして傷んだら早く死んでくれという政治的姿勢。そして積極的平和主義という、もうワケの分からないレトリックにもならない嘘を堂々と言い続け、戦後70年を支え続けたすべてを破壊しようとする政府と、その政府の支持率を50%以上と宣伝し続けるマスメディア。沖縄から目をそらし続ける我々!死ぬに死にきれない!

今、世界で起こっている様々な問題に、今の平和憲法を持って望めば解決策はたくさん指し示せる。身を挺して平和憲法を訴えた昨年の陛下に続く道を探そう!

 

さて、今年の正月の一日はとてもすてきな始まりでした。昼ごろから古屋治男が3人の子どもたちを連れてきました。その後、由比家より2人やってきて、夕方からは田口朋子ちゃんのご子息も来てくれました。元旦にこんなに子どもが集ってくれたことはなく、ジェンガやグラグラ、麻雀と楽しい時間を過ごせました。

5日まで飲み続け、もう今年は何の仕事もないことに否応なく気づき、まず調理手伝いを始め、次に劇作家協会の月1リーディングに出させて頂き、庭の手入れを引き受けました。張り切って10日くらいやり抜いたとたんに風邪! ダメだね、身体がガタガタ。いくらシップしても痛み止め飲んでもたいして効き目無し。一昨日よりついにダウン。今日少し熱が下がってコレ書いてまーす。

国民年金も厚生年金もない僕にとって動きを止めるとすぐおまんまの食い上げ! 1月が始まってまだ20日というのに、歯医者3回、内科1回、整形外科1回、ガンの定期検査1回、しかも24日はまたCTと歯医者。病院代稼ぐだけでも死にそうだよ!

 

グチばかり書きましたが、元旦の子どもデー、そして年末は高橋夫妻から大量の野菜差し入れ、正月は石井悦子さんの田舎から大量の野菜差し入れ、月1リーディングでは初めて鴻上尚史氏の話をゆっくり聴けたり、瀬戸山美咲さんとも初しゃべり。楽しかったです。

先々日、熱にうなされながら観たシアターコクーンの赤堀氏の『世界』素敵でした。よくぞコクーンでここまで!!
風間さん、大倉孝二くんはじめ、役者も皆素敵でした。

あちこち飛びますが、今日はまだ熱がありまとまりませんが、何とか一日一日生きていきます!

 

三田村

2017-01-20 | Posted in ブログNo Comments » 

 

『リボルバー』ありがとうございました!

いや〜、実に『リボルバー』の本番8日前からブログを更新しなかったことが今、判明!
今日やっと『リボルバー』に来てくださったお客様で住所の分かっている方へ、お礼状を書き終えたところです。住所がわからなかった方へ、この場を借りて御礼申し上げます。

作品が80年代後半に書かれたもので、本当にいま通用するのか大いに心配しておりましたが、芝居(演技)はともかく作品の良さは充分に伝わったことが観た方々のお話を聞いてよく分かり、安堵しました!

今年、綿貫さんのおかげで、この作家の作品2本に出演させていただき、彼女がこの作家にここまで惚れた理由(ワケ)がよく理解できました。ただ演出するのはとても難しい作品であることもよくわかりました。

今年、ボクは病気(ノドの膿疱炎の手術)、そしてケガ(バイク転倒でろっ骨2本骨折)、そしてボケ・貧困と気が狂うような日々でしたが、なんとか4本『屋上のペーパームーン』『父との夏』『うみ』『リボルバー』を無事終了することができました。

そして気がついてみると、60代よりいや増しに芝居が面白くなり、いや増しに好きになっている自分に気付きました。
が、しかしです。来年は1本のオファーもありません!予定がなのです!
こんな気持ちになれたのも、この歳になって、年4本も芝居をやったボクを、応援し続けてくれた皆さまのおかげです。

とにかく、今しばらく生き延びて次のオファーを待ちたいと思います。

自己資金ゼロにて、三田村組の再開の見通しはまったくありませんが、意見のある方はぜひ無理なことでも言ってください。何か言われることは励みになります。

そうそう、今日の夕刊にボブ・ディランの受賞スピーチ全文が載っていたのですが、ボクがいつも言っていることなのですが、やはりこういう人が言うと説得力がありますネ!
後半ですが「ひとつだけ言わせてください。これまで演奏家として5万人を前に演奏したこともあれば、50人のために演奏したこともあります。しかし、50人に演奏する方がより難しい。5万人は『一つの人格』に見えますが、50人はそうではありません。一人一人が個別のアイデンティティを、いわば自分だけの世界を持っています。(演奏家は)誠実さや、それが才能の深さにいかに関係しているのかが試されます。」

ボクは5万人の前で演じたことはありませんが、大劇場はずいぶんあります。大劇場から小劇場に帰ってきたときのおののきはまさにこれです!さっそく切り抜きました。

まあ、そんなこんなで、お誘い!ご意見!心よりお待ちしております。

 

三田村

2016-12-13 | Posted in ブログNo Comments » 

 

『リボルバー』本番まであと8日!

いよいよ本番まで8日!
昨日は3回目の通し稽古、そして本日は最後の休み。柴のさっちゃんと朝夕2回ゆっくり墓地のお散歩!

そしてアメリカの新大統領にトランプ氏!
ヨーロッパのうごめきが、世界大一のアメリカでまさかの先に実現!

墓地には“ネコやカラスにエサをやらないでください”という看板が目立って増えてきました。コレを作っている役所は何を考えているのか?
ボクはこう思う。“ノラネコもカラスもいない街に、あなた達は住みたいのですか?”
他者や自分より弱いものを排除したい気持ちはボクの中にも、ものすごくあるのですが、それはもうすぐ自分も排除される側になるということを常に考えていなければ。そんな想いを強く抱いた今日でした。

骨折したろっ骨もなんとかくっついてくれたようなので明日からのラストスパート、頑張りたいと思っております!
皆さま、小さな空間です。ぜひお早めにご予約ください。

 

三田村

2016-11-10 | Posted in ブログNo Comments » 

 

今度はろっ骨骨折…

先週の月曜日、バイクで転倒。ろっ骨に日々でも入ったかなあと思いながら稽古に出ていたところ、金曜くらいから息をするのも痛くなり、本日レントゲンを撮ってもらったら、第2第3ろっ骨2本がポッキリ折れておりました。

やっと稽古に追いつけそうかという所で、前回は膿疱の手術、今回は骨折!!

神はどこへ行ったのか!!

とにかく安静しかない、大声もダメと言うこと。本番には間に合うとのことですが…!
今回も薄暗い情熱を燃やすしかない…

とにかく頑張りま〜す!

 

三田村

2016-10-24 | Posted in ブログNo Comments » 

 

『リボルバー』絶賛稽古中

『うみ』が終わって、『リボルバー』の稽古に参加してみたら、もうボク以外全員、ほぼ完璧にセリフが入っていました。今回はアナザー公演という標題があり、かなり前から若手中心で稽古を始めていた様子!

ボクの方は、いよいよ脳が“硬く”なり、少し前までは一本芝居が終わると2、3日から1週間でセリフを忘れてしまっていたのが、病気明けは一度覚えたセリフが身体から出て行きにくくなっています。当然、次の芝居のセリフがものすごく入ってきにくいのです。

年取るって本当に大変!!

今度の芝居は、2月の『屋上のペーパームーン』と同じ作家 大竹野正典氏の作品ですが、よりアナーキーでアングラのにおいがします。10月24日以降は稽古場にセットを据えて(といっても粗大ゴミだけ)の稽古です。ものすごい狭いスペースの舞台ということで、今からドキドキ。ところで、千歳船橋などまで芝居を観に来てくれるのでしょうか?

演出は、三田村組『男の一生』でボクのお母さん役や雇い主工場長の女房役をやってくれた、劇団離風霊船という劇団の作・演出・女優の伊東由美子さん。プロデューサーは、小劇場界無敵のオフィスコットーネ綿貫凜さんです。

一昨日、スズナリで中島敦彦 作・演出の『片鼻』観てきました。
矢野陽子さん、小林美江さん、福島マリコさん、大西多摩恵さん、馬場奈津美さん。皆さんとてもステキで楽しく哀しい舞台でした。

2016-10-20 | Posted in ブログNo Comments » 

 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 103