リマックス新人公演、無事終了!
こんにちは!
リマックス新人公演、2月27日,28日無事終了しました。
一年間、日曜の夜、月に4~6時間みてきまして、この24人の第1部約1時間の構成と演出です。
いや~あ、自分が出演する方がどれほど楽か……!
26日のゲネプロから、イヤな汗のかきっぱなしで疲れ切りましたが、我々プロの役者がやってもとても難しい課題を、この若者達はものすごいエネルギーでやりきってくれました。
歌ったこともないであろう、都はるみを歌って踊り、日常でも芝居でも使用することがないであろう、古典的な日本語を語りきった彼ら……。これから役者をやるのか、声優さんになるのかわかりませんが、いつかきっとものすごく役立つ日があることを祈っております。
そんなわけで三日間で30時間くらい観続け、励まし続け、ブログを書く時間もありませんでした。そしてあけて3月1日から4日まで足立区の区民センター2件と、成城のお屋敷の五葉松の手入れに明け暮れました。
五葉松は朝8時半から夕方4時半まで、江端君と二人で昼飯30分、3時の休憩2分で気温4℃の中、ひたすら古ッ葉を手もみで取る作業で何とか一本仕上げました。二人とも指と腕の感覚が無くなり、夕方には鼻水とくしゃみで幕。一日中、脚立の上で腰もパンパン。早く家へ帰ってフロに入りたいという一心でバイクを走らせていると、スピード違反でつかまり12,000円ナリ。
日給がすべてパー。
果てしない徒労感。
白バイに、“交通事故をなくすために注意したい、指導しよう”という気持ちはみじんも無し。ただ、そっと後をつけてきて、スピードを出した瞬間“ウウー”。そしてキップを切り自分の点数を稼ぐ。チクショウ、労働者をなめんな!
……まあ、それはそれ。
このクソ忙しい中、タニマチ金魚公演「三日月に揺られて笑う」作演出、土田英生をスズナリで観ました。これは牧野エミさん、楠見薫さん、中道裕子さんという素晴らしい女優さん三人で創る集団で(大阪の人たち)今回はこれにオレノグフィティ(劇団鹿殺し)と今奈良孝行(エッヘ)のお二人が客演したものですが、本も面白いし、役者も素晴らしい。いや~久しぶりに帰りが楽しい。(でも次の朝が早いので直帰)
牧野エミさんはボクがテレビで、初めて主演した(これで最後ですが)深夜の30分ドラマ「池袋殺人事件」(椎名法子ちゃんにだまされる豊島区区議会委員の話)で、一緒に自殺する女房役でご一緒した縁です。東京進出は二度目ですが、これは素晴らしかったです。女性のパワーを見せつけられました。
それともうひとつ、昨日はプロジェクトナッター(ガジラの制作をやっていた綿貫凜さんが立ち上げた第二作目です)「ピロクテーテス」作:ハイナー・ミュラー 演出:ペーター・ゲスナーをスペース雑遊で観てきました。
山本亨、塩野谷正幸、扇田拓也が演じるソフォクレスの古典の復活。今どき日本の演劇人がなかなかやろうと思わない作品。そして、真正面からの2時間のセリフ劇。いや~よくやったという思いで好感を持ちました。
そして明日は大雨予報(もう降ってますが)で植吉は休み決定。今40分間腰湯に浸かり、ビールを飲みながらこれを書いております。さあ、そろそろセリフを覚えなければ……!でも、あと2週間は最後の追い込みで、植吉で~す。
これより、ゆっくり飲んで寝ます。
そして明日は息子 保倉大朔の初日。“棄憶”青山円形劇場。息子はこの後6月にも舞台に出演とのこと。だんだん昔の自分のようなことをやりだしました。
興味のある方はどうぞ!
みてやってくださ~い!