オフィスコットーネ『人民の敵』

人民の敵一昨日、吉祥寺シアターにてオフィスコットーネ『人民の敵』を観てまいりました。

良質なお芝居で、何より出ている役者が全員、その人間として存在しているのが嬉しい。
あとひとつ、お芝居は「父との夏」のときも思ったが、“わかりやすい”ということはとても素晴らしいことだ。

しかし、この芝居には直裁で分かりやすすぎて、変にウン?と思う。

青山君もいい味、山本亨さんはキッチリ、塩野谷さんはそれ以外ではダメ、若松さん有薗君うまい!! 宮島君、彼にしか出せない!
しかし、一場が二場三場のためにあるのがちょっと気になる。

若い医師を担ぎたくなる小市民たちの新しい“知”に飢える姿を根底にしてほしかった!

 

昨日はさっちゃんの散歩に墓地に行ったら、安保法制撤回のデモが30分近く続いていた。50年ぶりに心が揺さぶられた!

瀬戸内寂聴さんも国会前にかけつけているのに!という忸怩たる思いの中、デモに手を振り続けた!!
舞台に立っていない日の役者は不安だ!

三田村

2015-08-24 | Posted in ブログNo Comments » 

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