戦後70年と「父との夏」

「父との夏」は、昭和20年の5月に志願して兵隊になった17才の“野川幸太郎”が、幸運にも生きて終戦を迎え、戦後60年を生きて“初めて”自分の息子に自分の戦争体験を語る話です。

芝居が終わって、この猛暑。ただひたすら自宅で戦後70年の記念番組やらドキュメンタリーやらを観ていました。

考えてみれば、この戦争で日本は同胞310万人を殺し、外国人2000万人を殺したわけですから、その一人一人に人生があり、家族があり、友人がいたのだから、どれだけ語っても検証してもしきれないドラマがあるわけです。その一つ一つがあまりにも悲惨だったりする度、今、生きている人には聞かせたくないと思い、死んでいった人たちがいかに多かったことか?

生きて語ること。そして、生きている年寄りには生きているうちに話を聞く大切さを改めて思いました。

アンケートにもたくさん書いてある「おじいちゃん(おばあちゃん、お父さん、お母さん)と、もっと話しておけば良かった」。あるいは「今日帰ったらおやじ(お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん)と話をしてみたくなった」などの意見を、ボクも改めて感じている“戦後70年を迎えて”の日々です。

三田村

2015-08-17 | Posted in ブログNo Comments » 

関連記事

Comment





Comment