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お披露目パーティー総料理長!

こんにちは!
久しぶりの植木屋で張り切りすぎて体中が痛くて、夜はリハビリに励んでいました。

まずは、嬉しい便り!
ノラちゃんの4匹の仔猫が女房の茶飲み友達(仕事前に10分程度コーヒーとタバコを飲む喫茶店の-名前も住所も知らない-)老夫婦の所にもらわれて行きました。一匹欲しいと言っていたので、4匹とも3日預けてみたら、案の定どの子かを選ぶことはかわいそうだということで、4匹とも預かってくれることに!作戦勝ち!オオーオオー!
しかし、かわいそうなのはお母さん猫。
この4,5日、毎日お乳を張らして子供を捜しています。
ボクも女房も一日2,3回ゆっくりさわってやっています。
仔猫たちの幸せを祈ります。

さて、6月5日より、いよいよ稽古開始。それに先立ち、昨年末、結婚入籍した江端英久夫婦(星屑、三田村組の常連メンバー)のお披露目パーティーを6月4日下北沢のお店にて開きます。日曜のお店を貸し切り、ボクが総料理長として50人くらいの宴会をやります。
今日は仕事を休んで、買い出し、仕込み。明日は朝から調理です。

まるっきり普通の結婚式ではなく、飲めるヒトも飲めないヒトも19~23時までダラダラしていられる時間作りを目指します。

メニュー:
前菜   ピータン、蒸し鶏、焼き豚
刺身   マグロ、甘エビ
揚げ物  鶏の唐揚げ
焼き物  サンマの開き、餃子
鍋物   牛スジの煮込み
サラダ  レタス、ワカメ、ジャコ
その他  ざる豆腐、かわきもの
ご飯もの カレー、おしんこ

以上です。50人以上の宴会料理は20年ぶり。頑張るぞ!
さあ、今8:30。いざ築地へ!!

2006-06-03 | Posted in ブログNo Comments » 

 

菅原大吉・竹内都 夫婦プロデュース

こんにちは!

26.27と“植吉”で手入れの仕事。久しぶりの植木の手入れ、そば屋と違いあまりにも楽しくて、つい頑張りすぎて体中バキバキです。21日(土)雨の中でもやりました。
そんなこんなで帰宅して、ブログを書く気力がありませんでした。。

さて、その前日25日(木)は石井光三オフィスの稽古場フロントフォックにて、菅原大吉・竹内都 夫婦プロデュース 作・演出/水谷龍二の本番一週間前の稽古場で通しを観てきました。

いや~、面白い!今のところ、文句なく今年一番。

とにかくミヤちゃんが可愛い!
菅原君は面白い!

子供のことで対立する二組の父と母。実にシンプルなお話し。
これが実に味わい深く、母と息子、父と娘、女手ひとつで息子を育てること、エリートの過程の娘。人生の様々な問題が、深く暖かく描かれている。

作家と演じ手と演出の息がこれほどピタッとはまったのは久々ではないかと(水谷さんすみません)思いました。
手前味噌になりますが『損友』(作・演出 水谷龍二、出演 でんでん、菅原大吉、三田村周三)以来だと思いました。(もっとも『損友』の時は明らかに稽古不足で、そのタッグの良さを全部引き出せなかったのですが)
今回は一週間前にもかかわらずそこもクリア。これはもう必見!!
多方面の方に観てもらい、こういう作品こそ賞を獲って欲しいモノです。

菅原君はもともと作り込むタイプの面白さですが、ミヤちゃんはすごくナチュラルで、このコンビが良い。さすが“おしどり夫婦”。役者夫婦として最高の幸せだと思いました!
31日初日、女房も連れて観に行きます。

さて26日、タイニイアリスにて“ハッスルマニア”の第五回公演『SUNRISE』 作:渋谷・F・真和を観る。好きな役者が沢山出ていたのですが、これはダメ。作品になっていない。芝居は勢いだけで創れるものではない見本のようなもの。
実に残念!自分たちのしていることを徹底的に検証するべき時だと思いました。

本日は久しぶりのお休み。チャメちゃんと散歩。雨上がりで蚊が多くこれからが思いやられる。
もらい手見つからぬまま、仔猫はますますカワイクなり、近所の人たちが引きも切らさず見に訪れる。
春も紅い“モミジ”は、青葉の成長を紫外線から守るため、春パックをしているとのこと。知ってました?夏にかけて青くなり、秋に再び紅葉して散るのだそうです。う~む、自然はスゴイ!
では今日、飲むぞ!
明日6時おき、成城の家の手入れだ!

2006-05-28 | Posted in ブログNo Comments » 

 

扉座『ユタカの月』

こんにちは!

ここ3日間は朝から個人DMを書きまくっておりました。それでも100通/1日 計300通くらいでまだ半分にも達していません。

19日(金)はシアタートップスで扉座公演 作・蓬莱竜太、演出・茅野イサム『ユタカの月』を観てきました。

主人公は、一人で植木屋をやりながら娘を育てる父。過保護の母親の元でひきこもりから抜け出そうともがく出来の悪いアルバイト。主人公は、娘の母を親友に取られ偏屈に生きている。この日はその母がもう長くないということで、その親友が訪ねてきて、全てが明るみに出る。プライドがぶつかり合い、傷つけ合い、それぞれの関係が少しずつだけどそれぞれにとって大きく変わる。
相変わらず芯がぶれずに、良い作品になっていました。

演出も作家の本や、スタイルを(モダンの芝居造りのこと)大切に丁寧に創っている。
役者も良いと思いました。一本の芝居で犬飼君が一度も大きな声を出さない芝居は初めて観た。いい!
ただ、お母さんをやられた中原三千代さん。達者なのだけど一般的で、違うモノを観たかったです。
また、女のセリフがあまり巧くない蓬莱が、ラスト、父と娘の話を客に想像させて終わるところは、まあ、うまく逃げたというか、巧いとも言える。
高橋麻理の中性的な清潔感はいい! 有馬自由さんもとても巧いと思ったが、衣装・小道具がダサすぎる。俺をかせいでいる人間に見えない。

20日(土)スズナリにて『あほんだらすけ18th』を観る。劇あたまの山口良一さんと大森ヒロシ君の掛け合い漫才は、ちょっと秀逸でした。
ものすごいテンポで、見応え充分!そのせいか、まいど豊さん、たかはし等さん、相変わらず楽しいのだが中・後半がしんどかったです。
しかし、エンターテイメントは一回ごとに進歩しています。お子さん連れの家族にはうってつけかも!

そうそう、明日から稽古始めまで1週間くらい、また“植吉”でもう一働きしてきます。

次の観劇予定は、
ハッスルマニア『タイニイアリス』5/25~28(SUNRISE)
菅原大吉・竹内都 夫婦プロデュース 作・演出水谷龍二 5/31(水)(シアタートップス)です。
二人とも楽しみだなあ!

さあ、気を引き締めて6時起きだ!

2006-05-22 | Posted in ブログNo Comments » 

 

『ハルちゃん』14日

こんにちは!

昨日14日(日)は『ハルちゃん』小林美江バージョンを観てきました。¥4500ちょっとキツイので制作の神野さんに頼み込んで入れてもらいました。ありがとうございます。

面白い。東南アジアの36歳のおばさんイメクラ嬢。衣装、メイク、しゃべり、なかなかのモノでした。笑いました。ウケてました。
ただひとつ。計算されていて巧くて面白いのですが、36歳のイメクラ嬢の哀しみが出ていないのです。芝居は難しいモノですね!
でも、良い勉強になりました。福島まり子さんおバージョンも観たかった。もうその日のビデオを借りてみるしかないですね。

夜は、兄の息子の嫁(離婚訴訟中)を励ましに久米川のおでん屋(昼セブンイレブン、夜おでん屋)に女房と二人でいってきました。元気に働いている姿を見て、女性の強さをつくづくかみしめました。

話は変わりますが、1ヶ月くらい前、麻生十番の熱帯魚屋でメダカを10匹買い、庭にあった大きな火鉢に入れて飼い始めました。
しかし、この10日間で5匹死んでしまいました。今日は、なぜ死んだのか訊きに行きましたところエサ不足だったようです。水草だけではダメということでミジンコが発生する泥と苗を買い、エサも買ってまた5匹買い足し、2時間くらいかけてメダカの環境作りにとりかかりました。
しばらくして見ると実に楽しそうに生き生きと泳ぎ回っていました。
死んだ5匹、ゴメンナサイ!

さあ、明日からはDM書きだ!!
個人的にDM欲しい方はアクセスしてくださいね。
webmaster@mitamuragumi.com に「DM希望」というタイトルで住所等送ってください。※それ以外のタイトルだとスパムカットされるおそれがあります。

そうそう、昨日『ハルちゃん』にアヤパン(加藤亜矢子)が。隣の席でした。佐藤華子ちゃんが、ボクのブログを読んでたいそう喜んでくれたことを聞いて嬉しかったです。

それから、ヒデ。メールありがとう!家の方にも遊びに来てください。
小野寺隆一さん、ネコ良くなることを共に祈ります。岡本先生にもヨロシク!皆で来てくださいね!

では、本日はこれにて。

2006-05-15 | Posted in ブログNo Comments » 

 

無機王『僕の腕枕、君の蟹ばさみ。』

こんにちは!

昨日13日(土)は雨の中、王子小劇場に行ってきました。
無機王第9回公演、作・演出 渡辺純一郎『僕の腕枕、君の蟹ばさみ』

ずっと気になっていたが、公演が重なったり、葬儀と重なったり、貧乏暇無しだったりして今日に至る。

今回はズバリ(その他の回のことは知らないが)青春モノ(あまり好きな言い方ではないが)いい!みずみずしい!良い感性をしている。
作・演出良し。役者良し!

王子小劇場を構成舞台にして、実にシンプルにうまく使っている。
(図はあとで載せます)
…つまり、いくつかに段差された空門と、大きな寺の階段と、玄関として使用される開き戸、他に具体的なモノは一切無し。
それでいて、八方向位の行き来ができ、その奥がお客に実にうまく想像できる。

この芝居の良さは、青春モノでありながら出てくる男が全員バカで情けないことだろう。

主役の“薫子”をやった中島佳子、自閉症的な生きる強さをみずみずしく演じている…!マーク義理人情の高橋康則、こういう役をやらせたらバツグン!坊主の息子 大矢場智之(インパラプレパラート)もヨシ!おませで気のいい内山ちひろ(インパラプレパラート)ヨシ! 坊主の長女 綾をやった山田佑美おもしろい。これは全部演技なのか彼女そのものなのかわからなかったのか、このボケかましはちょっと出来ない技! 弟の趙徳安(アンテナ)このくらい出来て当然。しかし清潔感は実に良い!
西山竜一さん、いいんだけどもっと出来そう。きっこの山崎康代さん、これは作家の問題、何とも言えない!
そして、主人公の未来の男女、西松希さん、大塚秀記さん(つよしとひでき(trf))これも今回はやはり作品に奉仕するしかない役。

以上、書いてみると作品としてのダイナミズムからいえば、ボクの演劇感から言えば最後の3人に、舞台上のリアリティーを与えられたら、渡辺君の作品がもっと多くのファンを獲得するのではという結論です。

ともあれ、観たい観たいと思ってやっと観られて嬉しかったです。

そうそう、この無機王と同じ理由で、まだ本物を観ていない劇団があります。それは“天然スパイラル”作・演出 金房実加です。ここの役者は、他に客演していて観たことはあるのですが、本体を観ていません。そして今年もテンスパ10回公演は何故か、三田村組10回公演と同じ7/6~7/10。いや~、重なるモノは不思議なモノだ。でも終わって一日ある。どうか、打ち上げ(7/9)飲み過ぎないことを祈る。

さて、これから“ハルちゃん”日替わりゲスト小林美江を観てきます。
その前に今日は、うちの奥さんも大好き“三田村特製 ミートナポリタンスパゲティ”で腹ごしらえ。

2006-05-14 | Posted in ブログNo Comments » 

 

青年団『上野動物園再々々襲撃』

こんにちは!

昨日12日(金)は青年団公演『上野動物園再々々襲撃』サザンシアターに行ってきました。
この作品は1987.6.4~9までスズナリで“中村座”創立20周年記念公演第2弾として上演された、故 金杉忠男 台本・演出を原作として、平田オリザが脚本、構成、演出をしています。
そして、2001年春、利賀山房、東京シアタートラムで上演された初演は第9回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞しています。

この作品は、ボクにとってとてつもない演劇人生の分岐点でもありました。“アングラの化石”と流山児祥に言わしめ、ストイックに小屋芝居を(大崎“中村座”江戸川橋“中村座”高田“中村座”)続けてきた中村座が20年かけて“スズナリ”に出ていった芝居でもあり、アングラがアングラであるための、最後の力を振り絞った芝居でもありました。
そしてこここから、2年間以上も金杉さんの語り合い、そして最後には会話も途絶え、1990年、中村座は解散するのです。

平田オリザが金杉さんの何と共鳴し、何を引き継ごうとしたのか少しわかりました。
そして、平田オリザを通じて、夫婦よりも長い時間を共にしてきた金杉さんが、当時何を思い、何に行き詰まって、どこに道を見つけようとしていたかわかった気がしました。
そして、それはやはりボクの今の演劇感とは相容れなかったことも。
色々なことが解けてきた気がします。

平田オリザの文章から引用すれば

「アングラはすでに、時代に相対化された」とあっさり言い放ち、自らの演劇論を大きく転換し、新しい演劇の様式の更なる模索をはじめたのだ

とあります。

ボクは「アングラ」相対化される必要はないし、「アングラ」も大きな演劇の中の大切な要素だと考えています。
今も有効な楽しい使用のされ方はたくさん残っています。

この話は、語るべき事ではなく、ボクがこれから残りの役者人生の中で、舞台上で提示していく問題であると考えます。

さて、理屈は理屈。お芝居の方は色々な意味で嬉しく、懐かしく観ましたが、やはり舞台としてはつまらない。観ていてハラハラドキドキしない、人間関係が予定調和に満ちている。とても長く感じられました。

そして、役者さんで言えばやはり大崎由利子は何をやらせてもキレが良い。あと、後輩の先生をやる門田孝史さんが好きでした。吉田忠男の妻をやる馬場睦子さんもステキ。
あとボクの好みですが、この芝居においては、志賀さんのあまりにもいい声がイヤでした。(志賀さんは好きですが)

まあ、この20年間のことを考えるためにとても参考になりました。そして今後何をしたらいいかと言うことも…。

今日はちょっと難しい個人的な演劇感みたいなことを語ってしまいました。
ゴメンナサ~~~イ!

金杉忠男プロフィール
1940年、東京生まれ。劇作家・演出家。舞台芸術学院卒業後、1967年演劇集団「その他の人々」結成。1971年劇団「中村座」と改名、90年の解散に至るまで全作品を作・演出する。1987年『上野動物園再襲撃』をザ・スズナリで初演。この年より舞台芸術学院講師をつとめる。1991年、金杉忠男アソシエーツ結成。
アングラ以降の劇スタイル、都市に生きる人間の〈イメージの劇〉を構想。シニア芝居『POOLSIDE』で見事に演劇的な転成をとげる。代表先に『四ツ木橋自転車隊』『舞踏会の手帖』『胸騒ぎの放課後』など。
著作に『金杉忠男戯曲集1~3巻』『グッバイ原っぱ』など。1997年11月逝去。享年56歳。
青年団パンフレットより引用

2006-05-13 | Posted in ブログNo Comments » 

 

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