ブログ
憂う
中国と英国の先週の姿! 国家の利益のためなら先進民主主義もなんでも売り渡す。7兆円のためなら中国の言論弾圧にも一切言及しない!
かと思えば、中米首脳会議と昨日の米艦隊の行動!
政治にはとうに絶望しているけれど世界は常に数パーセントの財閥の利益(=武器の製造売買)によって造られていますネ!
哲学だけは、と思ってきましたが、利益の力の前には常に負けています。
70年前僕たちを生んでくれた親たちの世代(戦争を乗り越え)が生きたあの戦争の時間。またゼロにされようとしている。
オスマン帝国によるアルメニア人迫害、そしてナチズム。スターリン主義。日本の大東亜思想、ベトナム戦争、イラク戦争。そして中東の戦い、IS、ウクライナ、シリア…
これら全て国家でも宗教でも無く、哲学でさえ無論無く“利益”−世界の1パーセント−を所有する者たちの行為により際限なく続くとしか思えない!
一人一人の人間はこんなにいとおしいのに、なぜ人類はこの殺戮を止められないのか?
あまりにもつらい。
三田村
三田村日記
「積極的平和主義」という言葉の下で安保法制を強行。
今度は「一億総活躍」!
これほど言葉と中身をめちゃくちゃにした安倍内閣。
昨日は麻生が軽減税率について「メンドクセエ」と言ってのけた!
自民・公明の選挙公約だったのに…!
知に対するトコトンの愚弄。
数を頼りに言いたいこと言い、やりたい放題。法を作り替え国会もサッサと閉店して海外へ!
人類がどう共生しうるか世界が模索しているとき、自分の欲だけで突っ走る安倍内閣の狂気。
来る日も来る日も仕事を探すも日に3,4日。
先に根負けしないように頑張らなくっちゃ!
いや〜、さすが秋。来る日も来る日も新しいDMが、50年で一緒に仕事をした仲間たちの芝居が。
チラシを並べてみると、週に3本くらいはある。厳選して観ても月10本!
平均5,000円として5万。交通費1万。楽しくなって飲んだりしたらさらに2,3万。
月の稼ぎが3〜4万。 ダメだこりゃ!
いや〜、それにしても極貧のなかで老いてなお、高い志を持って活動を続けてこられた諸先輩方、本当に尊敬します。
何だか情けないジジイの貧困日記風になってきたのでやめますが…
ご案内くれた皆さま。
そのチラシから、その一文からどんな芝居か猛然と想像しておりますので、観に行けるようになるまで頑張って続けてください!
今年はちょっとムリですが。
三田村
土井通肇というひと
昨日、小竹向原のアトリエ春風舎(かつてMODEの稽古場であり、アトリエMODEとして三田村組の卵を作った場所である)にて、元祖演劇乃素いき座 第35回公演「阿房列車」を観てきました。
素晴らしい、素敵、楽しく、いとおしい。実にいい80分でした!
この公演は1991年初演以来、25年間200回を越えて上演されている。もちろん土井通肇(78才)と森下眞理さんによって!
いや〜!
志と時間が醸成する演劇の妙!
これぞボクの目指すもの!
しかしこの7才先輩の若さには…!
どこまでついて行けるか?
ボクが20代に早稲田小劇場で観た「劇的なるものをめぐって」からこの人の一途な頑固さと、信じられない感性の柔らかさ!
この人の前で、ボクは自分を飾る必要が全くない。
今日も、いかに低料金で病気に強い身体を創る料理ができるか、死力を尽くして考えるぞ!
無職男、三田村
想い
先日、久々にお会いした方より、250羽ほどの折り鶴をいただきました。実は、ボクが癌で入院と聞いて、昨年5月より千羽鶴を折ってくれていたとのこと。
しかし、今年の2月には復活ライブ、4月には張ち切れパンダ、7月には再始動公演で、この鶴が宙に浮いてしまったというわけで、年越しに処分して下さいとのこと!
実は昨年、ボクが入院しているとき、妻を励まし続けてくれた4,5軒隣の大森さん(78才で今年逝去)も千羽鶴を折ってくれていました。改めて泣きました!
ボクを案じていてくれていた人がここにもいたのか!
昨年入院してから、さまざまな人たちから、手紙、メール、絵はがき、お守りなど、あらゆるものをいただき、“ボクは他人のために何かしてきたのだろうか?”と本気で考えたものでした。
そしてまた、生活の細々に紛れ、苦しさにのたうち、他人への感謝の気持ちを忘れるところでした。
例えばボクが、今年残りの10,11,12月、芝居の本番が無いとき、何人の人に会えるだろう。仕事をしたり、芝居を観に行ったにしろ、ちらっとあいさつしたり、目で見て“ああ、元気そうだなあ”とかその程度で、特に何か重要な話をするわけではあるまい。
なのに、良いうわさ、悪いうわさを聞くだけでも心が痛くなる人もいれば、自分の無力に沈んでしまうこともある。
これも先日、高校時代にあまりに美人で一度も口をきいたことも目を合わせたことも無い同期の女性より(50年以上経ってます)ブログを読んでくれているとのメールあり!
ボクは本当に幸せ者です! ボクも心の中では70年間で出会ったたくさんの方たちのことを想っております。
先日は“知”のことに想いを馳せましたが、今日は人の想いに想いを馳せております。
三田村
イチロー契約更新
イチローがシーズン終了2日後という早い段階で来期の再契約をマーリンズと交わしました。イチローはマリナーズで10年連続200本安打を記録、12年ヤンキースに移籍し一度はつぶされかけましたが、マーリンズが今年1月、球団首脳が来日して入団記者会見の場をセットしてくれるなど、異例の対応で迎えてくれました。しかし、2割2分9厘。1本塁打、21打点、11盗塁でした。(なのにである。)
マーリンズ、サムソン球団社長談話に泣けました。
「イチローはこれまでにあった野球選手の中で最も興味深い人物だ。イチローと時間を共有することは英国でビートルズと一緒にいるとおなじようなもの。卓越した人物とすごすことはそこにいる者を良い気分にさせてくれる」
もちろん弱小マーリンズにとっても、イチローが来季に達成するであろう、数々の記録とその人気は得がたいものではあろうが、この42才の日本人を迎える姿勢は本当に嬉しく泣けました。
成績、いわゆる数字だけではなく野球への真摯な取り組みが若い選手が多いチームにとって生きた教材になっているというところを評価してくれたこと!
すごい、42才、一年契約、2億4000万!
ワオー! 久々に良いニュースだ!
三田村
ノーベル賞
二日続けてのノーベル賞受賞。物理学賞の梶田さんは兄弟子の故 戸塚洋二さんと30年の共同研究! そしてその死の間際「もっと勉強したい」と言っていたと!
当の梶田さんは「人類の知の地平線を拡大するような研究を、研究者個人の好奇心に従ってやっている分野。宇宙の道理、あるいは物質の成り立ちを調べるという、本当に純粋に知的好奇心に導かれた研究」という言い方をしています。
これらの報道に接し思うことは、人間にとって本当に力になったり喜びであったりする根源は“知”なんだあ!!と改めて思いました。
“人とは?”どの分野でも、この問いを忘れては何も生まれないのだろう。
今晩は3月の三田村組第20回公演「父との夏」(再々演)の制作会議!
今を生きよう!
三田村