読売夕刊のモダン劇評

本日の読売の夕刊に、モダンスイマーズの劇評が載ってました。
記者、山内則史。

震災が顕在化させた人間のゆがみ、家族間にある厄介なものを描きつつ、それを七海という不在(モダンの新人)に焦点を絞り込む蓬莱の手腕は見事。消えた七海の謎と同時に、なぜその取材は行われているのかという根本的な謎。でも、見る者を引きつける。
震災前後で変わった現実を、一人の少女の孤独な世界を通して、ある感触を持った普遍性ある表現として舞台に定着する試み。
蓬莱にとっても劇団にとっても、重要な作品となるに違いない。

この後半の文章だけではわかりにくいかもしれないが、観劇した方にはかなりよく解るはず。
蓬莱の、物を見ている視点は常に進化している。
三田村組の再始動をとてもよろこんでくれた。
「そうじゃなくちゃなァ!」と『仰げば尊くなし』の再演についても話し合いました。
観てない人はぜひ!

2013-12-18 | Posted in ブログNo Comments » 

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