今回はちょっとボク、三田村周三のことを

今日はちょっと、ボク個人のことをお話ししてから役者紹介に移ります。

実は昨年、事務所(サワズ株式会社)からほとんど、というか一本も仕事が来ませんでした。と言うのも伊東四郎さんが独立して以来、勢いを失った事務所ながらもボクのマネージャーは頑張ってくれていたのですが、一年半前、その彼が会社とトラブル。やめてしまいました。そして若いマネージャーに代わったのですが、なかなか61才のボクを売り込む事は出来ず、仕事は減る一方。それでも、水谷龍二さんの応援などで“丹下左膳”“火焔太鼓”等、商業演劇の舞台に立たせて頂き食いつないでおりましたが、三田村組プロデュースでお金を使いすぎ、昨年の“分署物語”の借金を返済できないまま2006年を迎えることに。昨年の5月の明治座以来、ほとんど収入が無い状態で8月の“分署物語”。そしてWAKUプロデュース“ありえねえ一夜”等の舞台をやっていました。
いよいよ焦りまして、11月より、昔、“中村座”時代の仲間がやっている“植吉”という植木屋さんで働いております。しかし、暮れはいいのですが、正月からはなかなか手入れの仕事もなく、今は松竹園という別の下請けで公共事業などの仕事をもらって日々、肉体労働に打ち込んでおります。
当年62才になる身には、結構キツイです。
しかし、おかげで体重3kg、ウエストはベルト穴ふたつ分細くなりました。そんなこんなでとてもプロの役者と言える生活はしておりません。

しかし、心意気だけは健在!なんとか7月、大勢のお客さまにいらして頂き、集まってくれたこのプロの役者さん達にキッチリとギャラを払えるようにと、制作の上田さん、宣伝美術の由比さん、とガンバっております。

まあ、42.3年の役者生活で、今が最後のふんばり時かなと思っております。お一人でも多くの方が劇場に足を運んで頂けるますよう、心よりお願い申し上げます。

さて、自分の現状報告が長くなりましたが、次回は今回唯一の若手、加藤亜矢子君についてご紹介いたします。お楽しみに。

2006-02-11 | Posted in ブログNo Comments » 

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