あうるすぽっと柿落とし公演「海と日傘」

お久しぶりです。
ヒザの靱帯を痛め、それでもずっと屋上緑化の仕事。完成しました。
ヒザの治療でブログを書く気になれませんでした。歩けない、階段を下りられない。でも仕事を休むわけにはいかない。来年4月1日まで自分のギャラは１円ももらっていない、しかも、芝居4ヶ月やってしまって金が入ったのは明治座のみ。つらい！

昨日は豊島区の新しい舞台芸術交流センター“あうるすぽっと”の柿落とし公演「海と日傘」、平田満さんと竹下景子さんの芝居に行ってきました。よかった！！！

○作：松田　正隆
○演出：高瀬　久男
○出演：竹下景子 ／平田満
山本道子／関　輝雄／鴨川てんし／藤本喜久子／大竹周作／頼経明子

もちろん、平田さんもいいんだけど、隣の大家の夫婦、山本道子ちゃんと鴨川てんしさんこの夫婦がすばらしい。どんなすごい劇的要素とかないし、どんな話と言うほどの話でもないのに本当に美しい。何ともならない悲しくもない、これ以上でも以下でもない夫婦のお話。もしやと思っていたが、これほどいいとは思いも寄らなかった。よかった！！！

「熱海殺人事件」で加藤健一さんと向島三四郎さんと山本道子と共演。東芸という今はなき劇場のいくつかのシーンをつくづく思い出しました。
文学座のアトリエでもいい女優さんだと思って大好きでしたが、今この年になって、ふっくらと日本のお母さん体型になった道子ちゃんの存在感は本当にいい！
平田さんと2009年の話をしながら帰ってきました。

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