かもねぎショット「仲よくなった小父(おじ)さん」

「どうにも元気がなくなったとき
仲よくなった小父さんを思い出した」

自由に出し入れできるとっておきの記憶と、ふいに蘇る記憶とがある。自由に出し入れするほうは、思い出すたびに少しずつ飾られて、他人に話すことがあればユーモアで味つけされ、時間とともに、切なくとも美化された思い出に成長してゆく。だから、思い出すたびに心地いい。ところが、ふいに蘇る記憶は、心地よさとはほど遠い。突然、決闘状をつきつけられたように、その記憶にたたきのめされる。あわてて封印するので、美化されるいとまもない。否、その記憶はたいてい美化されようのないしろものなのだ。
こうやって、私は記憶をあやつりながら生きている。
けれども、まれに、もしかしたら一生に一度か二度、あまりにも美しかった記憶が、ふいに蘇ることがある。なぜ、こんなことを私は忘れていたのだろう? 月並みな表現だが、そのとき視界はばら色に開ける。

 


かもねぎショット「仲よくなった小父(おじ)さん」

日程:2008.2.20(水)~27(水)

会場:下北沢 ザ・スズナリ

作・演出:高見 亮子(かもねぎショット)

出演:
三田村 周三
広岡 由里子
大草 理乙子(ラッパ屋)
吉村 恵美子
笠 久美(発電ジョカ!!)
今井 美佐穂
長嶺 安奈(椿組)
塩原 文基
栗栖 千尋(かもねぎショット)
井草 加代(かもねぎショット)

料金:
指定席:4,000円(当日4,500円)/ペアシート:7,000円(当日8,000円)/学生:2,500円(当日同額)
◎にこにこチケット:2,500円(当日3,000円)20日(水)19時と27日(水)15時のみ

発売日:2008年1月20日

チケット:三田村扱い(当日受付にて精算)

 

【スタッフ】
照明:中川隆一
音響:藤田赤目
美術:加藤ちか
衣裳:タカハシ佳
舞台監督:森下紀彦
絵:永山裕子
宣伝美術:西山昭彦
票券:ぷれいす
制作:niche mall(山崎亜季)、かもねぎショット制作部
主催:かもねぎショット

2008-02-20 | Posted in 客演, 過去の公演No Comments » 

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