「樹海のふたり」
監督:山口秀矢
フリーのテレビディレクターとして活躍する竹内(板倉俊之)と阿部(堤下敦)。二人は富士の樹海の近辺をさまよう自殺志願者たちにインタビューしては、その経緯や心情を聞き出しつつ、自殺を思いとどまらせるというドキュメンタリー番組を制作する。番組は高視聴率をたたき出し、テレビ局や彼らが所属する制作会社は続編の撮影を持ち掛けてくる。しかし、自殺志願者たちのさまざまな人生に触れてきた竹内と阿部は、そうした番組の制作で生計を立てることに良心の呵責(かしゃく)を覚えるようになっていく。
シネマトゥデイ
関連記事
Comment