追伸

昨日夜中、残りのDM(役者さん中心)を書き終わり、今朝は台本読んで、ブログを書いて、ゆっくりと新聞を隅から隅まで読んでいると、なんと
青年座座長 森塚敏さん死去の報。
先週、Dmとお手紙書いて送ったところなのに…。
残念、無念。79才、肺気腫とのこと。

想えば、座長と初めてあったのは1996年、「戦後一幕物傑作集其の2」作・三好十郎『廃墟』俳優座劇場でした。
その当時、最も注目していた鐘下辰男氏に呼ばれ、青年座の中心メンバーと酒肴吉判、そして若手の下河辺真美さんという顔ぶれでした。

稽古が始まって、一回目の飲み会ですっかりウマが合い、以来、大の飲み友達に。
本物の特攻くずれで、本当の意見での自由人でした。
以来、飲むたびに戦中戦後の話を聞きまくりました。大劇団の中で、分裂もなく若い人と古い人がやりたいことをやっている劇団は、青年座だけの様な気がします。
そして、それはこの芝居が好きで、決して小難しい事を言わない、情に篤い、森塚敏という座長があってこそと思っていました。

三田村組を観に来る時もいつも一人、そしてボクの同級生の飲み会に一緒に参加して、まるで同期の様に飲んでいた姿が・・・。

たいへん励みしていた座長。かなしい、くやしいけれど、天国で、山岡久乃さんと二人芝居をやってください。

いくつになっても、背筋を伸ばしダンディだったあなた。7月の三田村組の芝居、座長に捧げます・・・。

これより稽古に行って参ります。

2006-06-20 | Posted in ブログNo Comments » 

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