「三平物語」稽古場通信2/20
こんにちは!
「三平物語」稽古順調に進んでおります。
三平さんの一番弟子になる“桃平”佐藤銀平君(B作さんの息子さん)ともずいぶん仲良くなりました。B作さんも風間さん同様、今年還暦を迎えるとの事。よしよし、みんな→こっちに来い来い、へっへっへ!
さて、今回出演人員が50人くらいいるので、なかなか皆で飲む機会と場所がないということで、風間さんと稽古場飲みをしよう!ということになり、本日に決まりまして、早速ボクの出番がやってまいりました。昨夜、50人前のおでんを仕込みました。
今回は本番前にできるだけ出演者の名前を全て覚えたいと思っております。
人の名前をこの20年くらいほとんど覚えられませんでした←それもこれも飲み過ぎ←翌日、ポケットやら財布に名前とかメモが何枚もあるのに、どの人か思い出せない…?特に2,3日も経ってみるとさらにちんぷんかんぷん。
一日一日、自分を変えてみたいと思ってます。
18日より、稽古場も明治座の地下より移り、実寸で稽古が始まりまして、本日いよいよ三幕花道より登場のシーンの稽古。しっかりイメージを固めようと思っております。
いっ平さんが三平襲名するに向けて作られたNHK特別番組の録画を、昨夜、銀平君よりお借りし見せてもらいましたが、昭和27年~32年(ボクが8才~13才)のこと、ラジオにしがみつき、テレビで初めて落語家を見た頃の事を生々しく思い出しました。そしてボクも新劇全盛の時代からアングラを始めた頃の事を思い出し、その世界にも、自分がやろうとする事を今それをやっている人たち…本当にこれで良いのか?と考えた人たちの勇気と勢い、そんな事を改めて感じ、今回の自分の役がそれを守ろうとする側、売れていく方へお客さんがどんどんついて行ってしまう焦燥と怒り、また、名門の坊ちゃんが新しい側に乗って売れてゆく事への嫉妬。よく解り、敵役というのは初めてですが、楽しんでみたいと思います。
この不景気ですので、確かに商業演劇お高いですが、同期の皆さま始め、今までボクの商業舞台を観ていただいた方、今回DMを出していませんが(チラシに名前も顔も載ってないので)ぜひお運びください。