稽古場日誌

今日は稽古がお休み。それは田村君がラストシーンに苦悩してしまい、休みが欲しいと言うことです。うんと苦悩してすばらしいラストを期待して、この間になんとかセリフを覚えたいと思っています。

さて、そんな隙間をぬって親方(ヒロ植吉)とお仕事。家を新築される方がその間だけ借りる一軒家(よほど金持ち)のお庭のお手入れ。
2年くらいほったらかしてあって、近所の人がおばけ屋敷じゃあるまいし、と言っていたうっそうとしたお庭を二日がかりでスッキリとした美しいお庭にしてきました。ギプスをはずし、久しぶりにお風呂に入り、前身を洗ったような爽快感です。

さて、セリフを覚えなければならない時期に、人に勧められ読み出してしまった沼田まほかるの『彼女がその名を知らない鳥たち』(幻冬舎)、仕事が早めに終わったので読み終わりました。
初めて書いた長編『九月が永遠に続けば』でホラーサスペンス大賞を受賞した第二作目。ものすごい力で引き込まれました。
ホラーとかサスペンスとか以上に、男と女の生理の違いに頭がクラクラ!主人公「陣治」の純愛が痛々しく悲しい!おすすめです。

さて、稽古場に話を戻すと、この年になったからこそ、人と人とがふれあえる話が出来ると言うようなことに、もう何度も出会いました。“死”という、絶対的な消滅が近づいていることを実感してきました。マイナスの意味とかではないです。

今日の最後は、“田村、ガンバレ!!”

2009-09-12 | Posted in ブログNo Comments » 

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